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感想「CUBE / 一度入ったら最後」

CUBE / 一度入ったら最後

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海外映画のリメイク作品。
オリジナルのCUBEに現代の日本を入れた映画という感じ。

 

あらすじ

目が覚めるとそこは謎の立方体=CUBEの中だった。
突然閉じ込められた男女6人。
年齢も性別も職業も、彼らには何の接点もつながりもない。
理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火災噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。
仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。
体力と精神力の限界、極度の緊張と不安、そして徐々に表れていく人間の本性…
恐怖と不信感の中、終わりが見えない道のりを、それでも「生きる」ためにひたすら進んでいく。
果たして彼らは無事に脱出することができるのか?!

 

映画『CUBE 一度入ったら、最後』公式サイト | 2021年10月22日(金)全国公開

 

 

感想

大まかな設定はオリジナルと同じ。CUBEに閉じ込められて、そこから脱出するために謎を解いていくというもの。特に海外特有の設定とかではないので、日本版にしてもそこまで大きな違和感は感じず、思った以上にはまってはいたように感じた。この箱の中で「生きる」ということについて考えることはどちらも同じ。そしてオリジナル同様、ラストは謎を抱えて終わります。

 

ネタバレ感想

キャラ設定

それぞれのキャラ設定はしっかりとしていて、HPにてキャラクター紹介ページ見るとSNSアカウントまで作ってありちゃんと投稿がしてある。後藤裕一(菅田将暉)、甲斐麻子(杏)、越智真司(岡田将生)、宇野千陽(田代輝)、井手寛(斎藤工)、安東和正(吉田鋼太郎)の6人で物語は進んでいく。過去へのトラウマや、現代への不満、愛するもののために生きるもの…様々な思いを持っている。甲斐は最後まで何故か謎多き唯一の女性のような感じで話は過ぎていく。それはラストになれば分かる。残り5人は強い思いを各々が持っている。やたら後藤の回想シーンが多いのだが、それほど感情移入できずに最後まで終わってしまった気もする。

 

謎解きのキーワード

"素数""デカルト座標""フラクタル図形"これらが公式HPに書かれていた。フラクタル図形のシェルピンスキーのカーペットについて書かれていたが、今回の日本版はそれを考えた箱のデザインになっている。オリジナルではCUBEの中の模様がより複雑な模様が描かれていたような感じがしている。素数って聞くだけでなんかわくわくしてしまうのは私だけだろうか。映画の中で後藤が自分がいる位置の高さを特定するために、物の落下速度から計算で出してた。自由落下の計算はここで役に立つんですね。。。

 

あ、ホラーじゃないんだ

何故かこの映画はずっとホラーのジャンルに括られているものだと思っていたが、Filmarksのジャンルにはサスペンスと書かれている。ヴィンチェンゾ・ナタリ監督のインタビューを読んでいると、SFとホラーというような話がある。しかしサスペンスが一番しっくりのような気がしなくもない。プロローグから人が死ぬシーンがあるため、若干グロさはあるが、今作はそこまでグロがキツくないから比較的見やすいとは思う。"音を立てるな"っていうシーンはどんな映画でもドキドキする。

 

最後に

劇場で見た感想としては、若い女性2人組が多いように感じた。多分、俳優ファンの鑑賞が多いんだろうな〜と。まぁそういう私も岡田将生が出ていなければ見ていないだろうと思う。公式からの予告動画や特別映像など色々とYouTube動画があるようなのでそちらも見てみると良いかもしれない。

 

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