毎日が映画日和。

昨日も今日も明日もきっと。

映画「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦〜とべとべ手巻き寿司〜」

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦〜とべとべ手巻き寿司〜

 

 

 

あらすじ

ノストラダムスの隣町に住むヌスットラダマスはある予言を残していた。

「20と23が並ぶ年に天から二つの光が降るであろう。一つは暗黒の光、もう一つは小さな白い光…やがて暗黒の光は強大な力を持ち、平和をごっつ乱し、世界にめっちゃ混乱を招くことになるんやでえ」

そして2023年、宇宙から二つの光が接近。夕飯を待ちわびるしんのすけに白い光が命中する。体にみなぎる不思議なパワー。「お尻が…お尻がアツいゾ…」力を込めるとおもちゃがフワフワと宙に浮いた!エスパーしんのすけ誕生の瞬間である。

一方、黒い光を浴び、暗黒のエスパーとなった男の名は みつる。バイトは上手くいかず、推しのアイドルは結婚、さらには暴行犯に間違われ警察に追われていた彼は、力を手に入れたことでこの世界への復讐を誓う。

世界の破滅を望む非理谷 VS しんのすけ
“すべてが、しん次元”なちょー超能力大決戦が今、幕を開ける!
この夏、絶望に立ち向かうしんのすけの放つ光に、胸と尻がアツくなる──

『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』公式サイトより引用

感想(ネタバレあり)

初の3D!!!!

見慣れない3Dをドキドキしながら見始めた。なんだかいつもの庶民派野原家の格が上がったような気分になった。ただちゃんといつもの野原一家からの物語の始まりだった。3Dに関する知識のない私にはただただすごーいという感じだったけど、しんちゃんが3Dになっているだけで嬉しかった。しんちゃんもひまわりもみんな可愛かった。

大根監督作品全開!?

大根監督の作品はモテキやSUNNYのようにある世代へのドストライク選曲映画のイメージ。今作でもそれが出ていた。そして、クレヨンしんちゃんを見る子供の親世代の大人たちにも響くような映画となっていたのだろう。というか、私が大好きな深田恭子のキミノヒトミニコイシテルが出てくるなんて思ってもみなかったのでそれが衝撃的ですごく嬉しかった。深キョンは世界を救います!大好きです!

声優について

今回のゲスト声優が誰かも知らずに観に行ったけど、非理谷役の声、どこかで聞いたな〜ただめちゃくちゃイケメンの声だな〜誰かな〜誰かな〜とエンドロールまで誰がやってるのかわからなかった。松坂桃李すごいな〜。そして空気階段も全然分からなかった!そういえば今回はゲスト本人役みたいなものはなかったな〜

エンドロールが最高

毎回しんちゃんの映画の楽しみが粘土アニメだった部分もあり、今回なくなっていたことが少し寂しかった部分もあった。オープニングで出てくるかもしれないと少しだけ期待もしてたけど、結局なかった。しかしそれをカバーするくらいのエンドロールが用意されていた!!!!これは予想外だったし、これを見るためにもう一度劇場へ行きたいくらい好みのエンドロールだった。

最後に

来年の映画は恐竜が出てくる!しんちゃんに!恐竜がやってくる!楽しみだな〜

ただ来年もアクションが強めになるのかな?

 


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映画「1秒先の彼」

1秒先の彼

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あらすじ

ハジメは京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。記念写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃してしまい、小学校、中学校、高校の卒業アルバムの写真はことごとく目を閉じている。現在、ハジメは長屋で妹の舞とその彼氏のミツルと3人で暮らしている。
ハジメの職場は京都市内にある中賀茂郵便局。彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だった。ついたあだ名が、『ワイルド・スピード』。度重なる信号無視とスピード違反で免許停止を食らい、それからは窓口業務だ。ハジメと同じ窓口に座るのは新人局員のエミリと小沢。いつもふたりに「見た目は100点なのに中身が残念」と言われ、ふてくされる日々。

イカも京都の生まれ。日本海に面した漁師町の伊根町で育った。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださない。現在、彼女は大学7回生の25歳。アルバイトをいくつも掛け持ちし、学費を払いながらの貧乏生活だ。写真部の部室に住み込み、ひとりぼっちで夜食をとりながら、ラジオを聴いている。
ある日、急停車したバスに追突した高校生を看護するハジメの姿をみて、既視感をおぼえたレイカ。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめる。

街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声に惹かれて恋に落ちるハジメ。早速、花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“大切な1日”が消えてしまった…!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくるレイカらしい。ハジメは街中の写真店で、目を見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。

岡田将生・清原果耶W主演『1秒先の彼』

より引用

映画館

kino cinema福岡天神で観てきたが、入口前に色々と写真貼ってあったので、それも載せておく。

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感想(ネタバレあり)

うるっとしてにこっとなる

ラストのシーンでハジメがにこっとしたときにこちらもにこっとなった。切なく寂しい恋愛物語ではなく、ほっこりあたたかい恋愛物語かなぁと思う。タイムトラベル?的な話なので、現実的というよりかはファンタジー感が強い。この映画の雰囲気がハジメ岡田将生とレイカ役の清原果耶にぴったりだなと感じた。

台湾映画との違い

オリジナルは台湾映画の「1秒先の彼女」だ。タイトルから分かるように、彼女と彼が違ってて、男女逆転で物語を作ってある。逆になったことによって違和感があるようなことはなく自然だったのかなぁと思う。むしろ岡田将生ファンとしてはこれでよかった。ただ、比べると「1秒先の彼女」の方が私は好きだった。台湾映画から感じる、懐かしさのようなものが好きだからかもしれない。1秒先の彼女を見た時に台湾に行ったこともないのに何故か懐かしさを感じた記憶がある。ただ日本リメイクもそれとは別の落ち着く雰囲気を見せてくれた。

岡田将生ファンとしての感想

岡田将生さんの大ファンとして、言いたいことは山ほどある。今回山下敦弘監督と16年ぶりのタッグ!!ということがファンとしても感慨深い。私が初めて見た岡田将生さんの出演映画は山下敦弘監督の「天然コケッコー」だった。あれから16年。10代の岡田くんも30代になってるわけだ。ここまで俳優を続けてくれたことに感謝をしたい。

今作に関しての話をすると、予告を観た時に「なんで関西弁やねん!」って言いたくなる驚きだった。東京出身の彼にわざわざ京都弁喋らせる必要ある?とか思ってしまった。ただそんな疑問を抱いた私はバカだった。岡田将生さんの関西弁聞けるなんてありがたい〜。と鑑賞中はニヤニヤしてしまった。序盤は違和感だったけど、観終わる頃には慣れてた。きっといっぱい練習したんだろなぁと思うとまた愛おしさが募りました。

岡田将生さんのファンになって、さらにどんどん好きになる。これからも彼を見せていただけたらなぁと思う。

1秒先の彼女

オリジナルも日本リメイクもどちらも見て、比較するのもあり、どちらか見るのもあり。どちらも私は素敵な作品だなぁと思いました。

 

 

 

最後に

内容よりも岡田将生さんの話が長くなってしまった。岡田将生ファンはもちろんそうでない人もどんどん虜になっていけばいいさ!そして映画のゆったりとした雰囲気に浸ればいいさ!

 


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感想「エンドロールのつづき」

エンドロールのつづき

Last Film Show



 

 

 

あらすじ

9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、ある日特別に家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返ったギャラクシー座で、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。映画にすっかり魅了されたサマイは、再びギャラクシー座に忍び込むが、チケット代が払えずにつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが――。

映画『エンドロールのつづき』公式サイト|2023年1月20日(金)公開

より引用

感想(ネタバレあり)

映画と出会った時のこと

主人公は最初は親と映画を観に行き、そこで映写室からの光がスクリーンを映し出していることに感動して映画に惚れる。どうやったら目の前に映画を映し出すことができるのだろうかとその仕組みに夢中になっていくのだ。

この映画を観て、私は自分が映画と出会った時のことを思い出した。主人公とは全く環境は違うけれど、何か自分が興味を持つものに出会った時のわくわく感は同じなのではないかなと思う。私は映画にわくわく感を感じたのはハリーポッターが最初で、あれからずっと映画が好きかなと思っている。元々本を読んでいたのだけれど、それが映像になった時の感動は忘れられない。

たぶんこの映画を観た人は、自分が映画を好きになった頃のことを思い出すのではないだろうか。それが子供時代であればなおさらこの映画の主人公の気持ちに近づけるような気がする。

映画は作れないけど映し出すことはできる

予告も見ずに、このポスターを見ただけで勝手に抱いていたイメージと違った点で言うと、少年は映画制作というものに惚れて映画を作ることに夢中になる映画かなと思ったら、映画を映す方だったというところ。

この作品の中で少年が言った"映画は作れないけど、映し出すことはできる"この言葉にハッとさせられた気もする。当たり前なのだけれど、確かに映画という作品がいくらあっても映し出すことができなければ見ることはできない。

家でも気軽に映画を見ることができる世の中になったけれど、これからも映画館で映画を見続けることができたらいいなと思った。

フィルムからデジタルへ

ちょうどフィルムからデジタルへ移行する時期の作品。作中では、少年が映写室でいつもフィルムをいじったりして映写技師と仲良くなる。映画館からはフィルムがなくなるときに、映写技師も職を失うという場面もある。デジタルへの移行期にはこのようなことが実際にも起こっていたのだろうか。寂しく切ない気持ちにもなった。

おすすめ映画

エンドロールのつづきでは少年は光に夢中だったが、

風に夢中になった少年の映画もどうでしょうか。

何かに夢中になる子供の作品はどれも良いですね。

風をつかまえた少年(字幕版)

 

最後に

少年が映画を映し出すことに成功し、村のみんな集まって音を出しながら映画を観ていたシーンは一番好きだった。こんな楽しい映画鑑賞会あるかよ!って感じだった。

 

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感想「ヒトラーのための虐殺会議」

ヒトラーのための虐殺会議

Die Wannseekonferenz

 

 

 

あらすじ

1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部長官のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15名と秘書1名による会議が開かれた。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」について。「最終的解決」はヨーロッパにおける1,100万ものユダヤ人を計画的に駆除する、つまり抹殺することを意味するコード名。移送、強制収容と労働、計画的殺害など様々な方策を誰一人として異論を唱えることなく議決。その時間は、たったの90分。史上最悪の会議の全貌が80年後のいま、明らかになる。

すべてのドイツ占領下および同盟国から東ヨーロッパの絶滅収容所へのユダヤ人強制送還の始まりとなった「ヴァンゼー会議」。本作は、アドルフ・アイヒマンによって記録された会議の議事録に基づき、80年後の2022年にドイツで製作された。その議事録は、1部のみが残されたホロコーストに関する重要文書だ。出席者15名がまるでビジネスのように、論争の的になるユダヤ人問題について話し合い、大量虐殺に対して反論する者が誰一人いない異様な光景に戦慄が走る。

映画『ヒトラーのための虐殺会議』オフィシャルサイトより引用

 

感想(ネタバレあり)

これ本気で話し合ってんの?

っていうくらい信じられない話を、当然のように進めていくところに驚きです。

ドイツ人最強だ!ドイツ人が世界征服するぞ!ユダヤ人なんて邪魔だ!

簡単にいうとこんな感じでしょうか。

正直、意味がわからなさ過ぎるわけですよね。

ユダヤ人問題を解決するにはどうすればいい?ユダヤ人を滅亡させるには?

今どこにどれくらいのユダヤ人がいるの?

北の方のユダヤ人ちょっと殺しづらいんだけどどうする?

混血のユダヤ人はどうするの?

ところでユダヤ人は銃殺?1,100万も弾使うのもったいなくない?効率悪くない?

みたいな話し合いが繰り広げられているわけですよ。

この会議中にも少し話にはなっていたけど、戦争勝利、その後ユダヤ人問題解決

で良くない?って思っちゃうわけよ。戦争中にこれやるのはなんかあほじゃない?

まぁこの会議自体があほやなとは思うんで何も言えないですけど。

 

だいたいなんでこんなにユダヤ人って差別されなきゃいけないの?

なんでこんな虐殺されることになっちゃったの?っていう

ユダヤ人迫害の歴史についてはこのYouTubeが分かりやすいので貼っておきます。

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自分がもしこの場にいたら

ただ、もし自分がこの場にいたらどういう行動を取るだろうか

皆が賛成する中、反対意見を述べることができるのだろうか

できない気がすることを考えるとすごくゾッとする。

この立場にいる人たちは、兵士やユダヤ人という駒を動かすだけで

自分の立ち位置を守ることができるならそれで十分なわけですよね

じゃあトップが目指す目標についていく。それしかない。

それしかない。。。と言ってしまうのが何よりも辛い。

そんなわけないのに。そうじゃだめなのに。

ただ、誰も殺される側の想像ができないのは何故だ。

戦争を経験した人間がいるのに。

その経験を生かせないのならその歴史は無意味じゃないか。

 

600万人を虐殺することになった

結果的に、この会議の満場一致によって

あの有名な悲惨なホロコーストが行われてしまったわけだ。

悲しいとか悔しいとか苦しいとか

どの言葉も簡単に当てはめられない虐殺。

こんな会議でどんなに多くの人間の命が失われることになったか。

ここにいる全員の命を奪って足りるもんでもない。

 

 

関連のおすすめ映画

この会議を招集した国家保安部代表のラインハルト・ハイドリヒだが、

彼を暗殺計画を進めた映画"ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦"を

ぜひみて欲しい。

ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦 [Blu-ray]

 

最後に

エンドロールまで無音の映画でした。

自分が会議に参加しているような感覚で見ていた。

ナチス映画はいっぱいあるので、こういう一面も見ることができてよかった。

ちなみにドイツではテレビ映画?として放送されたようです。

 

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感想「ロン 僕のポンコツロボット」

ロン 僕のポンコツロボット

Ron's Gone wrong

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見た目はベイマックスみたいですが、またそれとは違った温かいストーリーでした。

 

 

あらすじ

最新式ロボット型デバイス<Bボット> ―それは、スマホよりハイテクなデジタル機能に加えて、持ち主にピッタリな友達まで見つけてくれる夢のようなデバイス!そんな<Bボット>で誰もが仲間と繋がる世界で、友達のいない少年バーニーの元に届いたのはオンライン接続もできないポンコツボットのロンだった。 出会うはずのなかった1人と1体が‟本当の「友情」“を探すハートウォーミング・アドベンチャーが今、始まる―

ロン 僕のポンコツ・ボット|映画|20世紀スタジオ公式

 

感想(ネタバレあり)

学生時代の周囲との調和

作品中に出てくる"Bロボット"はスマホがロボット化したという感じ。というか役割としてはスマホ。でもスマホが喋りかけてくるし、ロボット側からSNSの閲覧状況とか伝えてくる。開封時に触れるだけで自分のことを全てインプットしてくれて、最適なものを導いてくれる完璧なロボット。そんなロボットは学校でも持ってて当然!主人公のバーニー以外は皆持っている。学校にカバン掛けならぬロボット置きが存在するくらい。バーニーは周囲の友達からは仲間外れにされる。こんな感じで話は始まっていく。学校における仲間外れの要因が流行りもの持っていないってよくあるよね。。昔はやはりみんなが持ってるものは自分も欲しいと思っていたなぁ

 

そんなこんなで手にしたBロボット

バーニーの誕生日におばあちゃんとお父さんがお祝いをしてくれる。しかし、パパは普段仕事に精一杯のため、バーニーが本当に欲しいものに気づかず、昔から彼が好きな石の工具セットを渡す。バーニーがBロボットを欲しいと気付いて慌てて買いに行くが、予約販売のみで、数ヶ月待ち。そんなところ、お店の裏に入っていくトラックを発見。配達員からBロボットを購入するが、それは実は配達員が落とした商品だった。ようやくバーニーの手元に渡る。それがロン。しかし、電源を入れてみても、みんなのように起動をしない。何かがおかしいと思いながら、少し扱ってみるが、やはりおかしい。不良品だと店へ返品しに行こうとするが、ロンがスムーズにお店へ行ってくれない。。ここからロンとバーニーの友情物語が始まるのだ。

 

ロンが愛おしくて

この丸っこい白いやつ。最初見た目にどういう印象を持つだろうか。私はなんとも思わなかったのだが、映画を見終わった後には可愛くてしょうがない。たまらない。大好き。。。ってなっていた。ロンはロボットなのだが、いつしか感情があるのではないだろうかというような気持ちにさせられる。この類のロボットと人間の友情物語は私の大好物だ。感情がわからないはずのものと徐々に気持ちが通っていくようなこの感じが好きなのだ。あと最後にロンが世界を守ってくれる勇者になるところで私は涙しました。

 

ネットの友かリアルの友か

フォロワーを増やして、"いいね"をもらうためだけに必死になっていない?と、現代の人間に向けたメッセージが伝わってきた。いいね!をくれるその人は本当に友達と言えるのだろうか。身近にいる大切なひとの存在も忘れてはいないだろうか。ネットとリアルの境目が曖昧になってきている現代だからこそ、しっかりと自分に大切なものを見極める必要があるのではないだろうか。ネットの評価が全てになってきてはいないだろうか。

 

ロボットの話

ちなみにロボットが出る映画はチャッピーもこんな感じではあるが、あれとはまた違う愛おしさであることは違いない。あとは映画ではないが、PLUTO/浦沢直樹の漫画もロボット作品としては大好きだ。

 

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最後に

エンドロールまでバッチリ見て欲しい!!!
最後に何か話があるわけではないのだが、エンドロールそのものが最高なので。凝って作成してあって、かなり好きだった。エンドロールだけ何度も見直したいくらい。多分、それぞれの役職?に合わせてロンのアニメーションを作成してあったのではないかと勝手に思っている。

 

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主題歌以外の曲もとてもよかったです。

感想「CUBE / 一度入ったら最後」

CUBE / 一度入ったら最後

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海外映画のリメイク作品。
オリジナルのCUBEに現代の日本を入れた映画という感じ。

 

あらすじ

目が覚めるとそこは謎の立方体=CUBEの中だった。
突然閉じ込められた男女6人。
年齢も性別も職業も、彼らには何の接点もつながりもない。
理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火災噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。
仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。
体力と精神力の限界、極度の緊張と不安、そして徐々に表れていく人間の本性…
恐怖と不信感の中、終わりが見えない道のりを、それでも「生きる」ためにひたすら進んでいく。
果たして彼らは無事に脱出することができるのか?!

 

映画『CUBE 一度入ったら、最後』公式サイト | 2021年10月22日(金)全国公開

 

 

感想

大まかな設定はオリジナルと同じ。CUBEに閉じ込められて、そこから脱出するために謎を解いていくというもの。特に海外特有の設定とかではないので、日本版にしてもそこまで大きな違和感は感じず、思った以上にはまってはいたように感じた。この箱の中で「生きる」ということについて考えることはどちらも同じ。そしてオリジナル同様、ラストは謎を抱えて終わります。

 

ネタバレ感想

キャラ設定

それぞれのキャラ設定はしっかりとしていて、HPにてキャラクター紹介ページ見るとSNSアカウントまで作ってありちゃんと投稿がしてある。後藤裕一(菅田将暉)、甲斐麻子(杏)、越智真司(岡田将生)、宇野千陽(田代輝)、井手寛(斎藤工)、安東和正(吉田鋼太郎)の6人で物語は進んでいく。過去へのトラウマや、現代への不満、愛するもののために生きるもの…様々な思いを持っている。甲斐は最後まで何故か謎多き唯一の女性のような感じで話は過ぎていく。それはラストになれば分かる。残り5人は強い思いを各々が持っている。やたら後藤の回想シーンが多いのだが、それほど感情移入できずに最後まで終わってしまった気もする。

 

謎解きのキーワード

"素数""デカルト座標""フラクタル図形"これらが公式HPに書かれていた。フラクタル図形のシェルピンスキーのカーペットについて書かれていたが、今回の日本版はそれを考えた箱のデザインになっている。オリジナルではCUBEの中の模様がより複雑な模様が描かれていたような感じがしている。素数って聞くだけでなんかわくわくしてしまうのは私だけだろうか。映画の中で後藤が自分がいる位置の高さを特定するために、物の落下速度から計算で出してた。自由落下の計算はここで役に立つんですね。。。

 

あ、ホラーじゃないんだ

何故かこの映画はずっとホラーのジャンルに括られているものだと思っていたが、Filmarksのジャンルにはサスペンスと書かれている。ヴィンチェンゾ・ナタリ監督のインタビューを読んでいると、SFとホラーというような話がある。しかしサスペンスが一番しっくりのような気がしなくもない。プロローグから人が死ぬシーンがあるため、若干グロさはあるが、今作はそこまでグロがキツくないから比較的見やすいとは思う。"音を立てるな"っていうシーンはどんな映画でもドキドキする。

 

最後に

劇場で見た感想としては、若い女性2人組が多いように感じた。多分、俳優ファンの鑑賞が多いんだろうな〜と。まぁそういう私も岡田将生が出ていなければ見ていないだろうと思う。公式からの予告動画や特別映像など色々とYouTube動画があるようなのでそちらも見てみると良いかもしれない。

 

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感想「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。

The Conjuring: The Devil Made Me Do It

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待ちに待った死霊館シリーズの最新作、見てきました。

 

 

あらすじ

1981年、家主を22度刺して殺害した青年は、悪魔に取り憑かれていたことを理由に「無罪」を主張した。被告人の供述は一貫して「ぜんぶ、悪魔のせい。」法廷に神が存在するなら、悪魔も存在するというのだ。
殺したのは、人か?それとも…!?姿なき存在を証明するため、心霊研究家ウォ―レン夫妻が立ち上がる。被告人を救うため、手掛かりをもとに、警察に協力し捜査を進めるウォーレン夫妻だったが、とてつもなく邪悪な〈何か〉に極限まで追い詰められていく。「その存在」をどうやって証明するのか?アメリカ史上初、前代未聞。〈すべて実話〉の殺人事件。衝撃の真相がついに明らかになる――。

 

映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』公式サイト

 

 

感想

このシリーズは基本的に実話を元にしたお話だが、まだ私は信じられない。それくらい悪魔の存在って非現実的で、だからこそ見ることができているような気がする。

 

死霊館シリーズとしては”死霊館""死霊館エンフィールド事件”に続く3作目。この映画の何が好きかって、ウォーレン夫妻。今までの作品もただ怖がらせるホラーではなく「愛」を軸にしたシリーズだ。今作品はその点が更に濃くなっていたと思う。そしてシリーズ初のR-15の作品。今までグロくないけど怖いホラー映画として推奨していたが、今回はグロさが出てきた。大きな違いははっきりと血が出ているところを見せているところだと思う。それが苦手な人にはダメな作品だと思うが、その類が好きな人には物足りなさ過ぎるくらいの映像だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

※ネタバレ感想

最初からドキドキ。悪魔憑依のシーンでは大きな音でビビらせてくる。ざっくりとした内容は、家族で引っ越してきてそこにいた悪魔に子供(弟)が取り憑かれる。その子の悪魔祓いをウォーレン夫妻にお願いする。その悪魔はかなりに強く悪魔祓いはうまくいかない。その場にいた兄が弟から悪魔を離すために自分に取り憑け!と語りかける。その場は収まり、弟は無事に助かったが、その日から兄の身の回りに異変が。彼が悪魔から狙われるようになる。ある日悪魔が憑依し、家主を殺害。彼の無罪を証明するためには悪魔がいることを証明する必要がある。その証拠を探すためにウォーレン夫妻は悪魔がそこにいた謎に立ち向かうのである。呪いの儀式を始めたある女が悪魔を呼び出したという事実に行き着く、その呪いの儀式を完了させるには3人の命の犠牲が必要。そのために狙われたのが兄のアーニーとエドウォーレン。儀式を止めるには儀式の祭壇を壊す必要がある。それを壊し、無事に終了。ざっくりとこんな感じではある。

 

私の中では、お互い守りあう夫妻の愛が最高だった。今作では、ところどころ2人の馴れ初めの場面が出てくるのだが、それがたまらない。「女は"愛が弱み"だと思われているが、"愛は強さ"だ」そんなシーンがある。"愛”のおかげで2人は強く悪魔に向かっていっているんだ。今回エドがいつも飲まなければならない薬があって、それを忘れてしまうシーンがある。最後に息苦しくなるエドだが、持ってるよって薬をエドに見せるロレイン。これぞ二人三脚!そんなことを思う映画。ただの恋愛映画でした。

 

 

邦題がダサいと言われていますが、もうしょうがないと思うし、シリーズ物で今までのファンも多い作品だからいくらB級ちっくな邦題つけようが見ますよね。信頼と実績の「死霊館ユニバース」次回は「ウォーレン夫妻の出会い」の恋愛映画を期待しています(笑)

 

 

映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』本予告 2021年10月1日(金)全国公開 - YouTube