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感想「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

 

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2021年4月公開予定が

3ヶ月延長し、7月末に無事に公開。

 

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目次

 

 

 

 作品情報

今作は「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの第29弾。カスカベ防衛隊メインの映画で、26作目の「爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜」以来となる。キャッチコピーの「青春は、汗と涙のミステリー」「青春(ミステリー)の答えは一つじゃない」にあるように、青春をテーマにした映画ということだろう。

 

 

あらすじ

"カスカベ防衛隊"が超エリート校「私立天下統一カスカベ学園」に体験入学することに。全員で入学することを夢見ていた風間くん。だが、その足をひっぱるしんのすけ。我慢を超えた風間くんが「お前とは絶交だ!」と部屋を出て行ってしまう。風間くんが心配になり探しに出ると、時計台で濡れて倒れた風間くんを見つける。お尻には奇妙な噛み跡。翌朝目覚めた風間くんはアホになっていた!この学園では同じようなことが他でも起こっていたらしい。さぁ、風間くんは何故アホに?誰がお尻を噛んだの?なんでこんなことをしているの?そんな謎を解き明かすために「カスカベ探偵倶楽部」を結成。果たしてこの謎の真相は?風間くんとの友情は?

『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』公式サイトwww.shinchan-movie.com

 

 

声の特別出演

クレヨンしんちゃんの映画での見どころの一つでもある(勝手に言ってる)、声の特別出演!

声の特別出演|『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』公式サイト声の特別出演|『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』公式サイト

 

・テン組のギャルのアゲハ役の仲里依紗

・フワちゃん本人役のフワちゃん

・カス組の不良のヨーヨー、給食袋役のチョコレートプラネットの2人

 

毎年本人役で出る人たちがとても羨ましい限りですよね。自分の名前が自分の役でエンドロールに出るなんて夢見たいだなぁ

 

 

 

感想

オープニングから泣きそうになってしまった。

というのも、今年からテレビアニメ主題歌になったケツメイシのスーパースターが大好きで、それがオープニングの粘土アニメで流れることが不意打ちすぎた。すっかり忘れていた…。

 

君にはできないものじゃなく

君しかできないことがある

だからきちんと自分を思ってくれ

揺るぎない自信をもってくれ

君は磨けば光るダイヤじゃないか

君がいなけりゃ始まらないさ

地球というこの空間は

誰もが英雄、スーパースター

 

スーパースター/ケツメイシより

 

この歌詞が今年の映画を表してくれている。

 

カスカベ防衛隊の友情

天カス学園への体験入学をするカスカベ防衛隊5人。

この学校にはエリートポイントというものがあり、優秀な生徒にはポイントを加点、ダメな生徒は減点という仕組み。成績優秀で、学校の規則にも従順、そんな人間だけがエリートか。

 

エリートポイントを集めて、この学校に入学することを希望する風間くん。しかし、しんのすけのせいでうまくいかないことに苛立ちを感じる。ここで大喧嘩をする2人。

 

部屋を出た風間くんは何者かのせいで、おバカになってしまう。元の風間くんを取り戻そうとするカスカベ探偵倶楽部。しかし、風間くんは元通りになるのではなくスーパーエリートへとなってしまう。エリートであることが1番だという風間くんに対して、しんのすけは焼きそばパンを手に入れることが1番だ!と言う。風間くんvsカスカベ探偵倶楽部の競走を行うことに。

 

この対決を申し出るときに

風間「僕はスーパーエリートだ!」

しんのすけ「オラは野原しんのすけだ!」

って言うんだが、自分が自分であることを誇っているしんちゃんに惚れ惚れしてしまった。何かができるとか、何かの肩書きではなく、自分が自分だと伝えてくれている。

 

スーパーエリートになってしまった風間くんを元に戻そうとするカスカベ防衛隊4人だが、風間くんが望んでいた"エリート"だから、このままの方が良いのではないかという疑問を抱く。

体験入学の際に風間くんが学校宛に書いた手紙を知る。ネネちゃんも、ボーちゃんも、マサオくんも、しんのすけも皆、何かのエリートだと。だから、5人で入学したいんだと。

エリートに固執している風間くんだが、本当はカスカベ防衛隊"全員"で入学したかっただけなのではないか。

 

走ることをやめたチシオ

今回の映画で、エリート校の生徒会長でしんのすけ達のお世話役?で、カスカベ探偵倶楽部の仲間のチシオ。彼女は以前は陸上をやっており、テン組の一員であったが、走ることをやめカス組へと転落した。生徒会長も断れずにやっている。怪我のせいで走れなくなってしまったのかと思っていたが、走ることをやめた理由は別だった。走っている最中に"変顔"になってしまうから。笑われるのが嫌だと。笑われることは何も恥ずかしいことではないと、しんちゃんから勇気をもらうチシオ。

 

歳とると周りの目も気にならなくなると言うが、たしかに若い頃は断然周りの目が気になるのだろう。でも、そんなん気にしなくていいんだよって。バカにされても笑われても、自分が好きなことやってくれよ!って。

 

それぞれの青春

ラストに青春は?という問いに対して

色んな答えを出していくというシーンがある。

それぞれの青春がある。

失敗したっていい。どんな青春も大切に。

 

みさえの青春は?そんなものもあったなぁって言うところ。なんだか私もそんな気持ち。

 

 

ばっちり母の愛も感じる

カスカベ防衛隊メイン映画とはいえ、しっかりと親子愛…というか母からの愛も見せてくれる。1週間の体験入学で家を出るわけだが、みさえは不安でしょうがないわけ。しんのすけから連絡ないことにも寂しくなる。私は母でもないので分かりませんが、こんな気持ちになりたいなぁと思った。

 

風間くんとしんのすけが喧嘩するきっかけとなったのが、みさえがしんちゃんに持たせたチョコビなのだが、お菓子の持ち込みはダメだけど、持たせてるの。それに対してしんちゃんは「さすがオラのかーちゃん」って言う。こういうのが大好き。媚び売らずに純粋に思ってるこというしんのすけだからこそより愛を感じる。

 

 

最後に

カスカベ防衛隊のみで、親元を離れて体験入学。

青春をテーマにした映画。

普段は幼稚園にいる5人だが、

上級生と関わることによって

ちょっぴり大人になっているような。

5人の成長を感じた映画だった。

 

 

親子で見るも良し。

青春の最中の学生が見るも良し。

そんなもんあったな〜っていう社会人が見るも良し。

 

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今年も最高でした!

ありがとう!