毎日が映画日和。

昨日も今日も明日もきっと。

感想「子供はわかってあげない」

子供はわかってあげない

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このタイトルを聞いた時に、大人はわかってくれないが頭をよぎり、ずっとエビ中の曲が今も流れてきます。

youtu.be

 

 

あらすじ

高校2年、水泳部の美波。書道部男子のもじくんと出会う。もじくんの家に遊びに行ったのをきっかけに、幼い頃に別れた父親を探し、会いに行くことに。最初は父に怪しさを感じていたが、海辺の町で夏休みを過ごす。爽やかな高校生の夏の物語。

感想文

沖田監督の作品は「南極料理人」と「横道世之介」しか見たことないけれど、どちらの映画の雰囲気も大好きで、今回も大好きだった。明るく温かみを感じる映画。原作は未読。美波は本当の父に会うことを両親には言わずに、水泳部の合宿へ行くと言って出て行く。とても悪いことをしているわけではないのだが、何か言うのをためらってしまう。でも、親にはバレバレだったりするんだよな〜。この映画どの役も役者さんがぴったり!美波ももじくんも、父も母も全てがぴったり。原作漫画にありがちな登場人物の変な癖みたいなものもあるが、それも全て良かった。そして何よりもこの映画の好きなとこは『魔法左官少女バッファローKOTEKO』だ。映画の冒頭はこのアニメのシーンから始まる。モルタルにコンクリにセメントが出てくるんだ…。なんてアニメだ!今からこのアニメフルで見させていただけないだろうかと映画の出だしに思ってしまった。それくらいに私はこのアニメの虜です。映画の公式HP内にもしっかりとアニメの登場キャラも紹介してあるので、是非とも!全編やってくれないだろうか…

agenai-movie.jp

 

最後に

恋愛映画といってしまうと違う。青春映画。どっぷり恋愛に浸るとか、部活に浸るとか、そんなんではなく、いろいろあった美波の一夏の思い出。劇中で美波が踊るKOTEKOのED曲。踊っちゃおう。

 

youtu.be

 

もうそろそろ夏も終わりでしょうか。学生の頃は、夏休みが終わる8月末が夏の終わりという気分でしたが、社会人になってから、夏がいつ終わるのかなんて考えることがなくなりました。なっ!

感想「ドライブ・マイ・カー」

ドライブ・マイ・カー / Drive my car

岡田将生さんの大ファンなので、ドキドキしながら鑑賞させていただきました。

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↑変な角度からの写真…

 

 

作品情報

第74回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞他全4冠。原作村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」所収「ドライブ・マイ・カー」を映画化。原作の精神を受け継ぎながらも「ワーニャ伯父さん」など演劇史上に輝く傑作の要素を大胆に取り入れ、ストーリーと重層的に呼応しあう驚異的な物語を紡ぎだした。

 

 

あらすじ

舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻の音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。
喪失感と“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。
人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。登場人物が再生へと向かう姿が観る者の魂を震わせる圧巻のラスト20分。誰しもの人生に寄り添う、新たなる傑作が誕生した。

 

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト

 

 

感想

原作を読んでおくべきだった… 

鑑賞後にざっと原作を読んでみた。あまりこの暗い雰囲気の映画が好みではないのだが、これが日本の映画の醍醐味のようにも感じた。原作の雰囲気は出ているように感じた。そしてより複雑に難しく表現しているように思えた。あまり村上春樹原作の映画は観たことはないから分からないのだが、どれも同じ雰囲気を感じてしまう。陽でも陰でもなく、何か無の空間に放り込まれたような気分になる。

"静"の使い方

北海道へ行くシーンで、雪の中めちゃくちゃ無音になるシーンがあるのだ。この無音の中に何かを考えさせられるのだろう。映画から何かを伝えてくるのではなく、こちらに何かを考えるように仕向けられているように感じる。

感情移入ができない。

誰にも感情移入ができないもやもやが続いていく。本当に客観的に映画を観終わった。すごく不思議な世界を見せられたな〜と思って終わった。この映画が伝えたかったことはなんだったのだろう。と私には難しい映画だった。多分感情移入できなかった理由は、全員が心を隠して生きているという表れだったのだと思う。誰の心の内も見えてこないからこそ、どこにも感情移入ができなかったようにも感じた。

岡田君のヲタクである事

この映画、岡田くんが出ていなければ絶対に見ることがなかった映画だと思う。家福と高槻の車内でのシーンはとても興奮した。岡田くんは裏がある表情をする。表向きは好青年のように見せかけて裏がある役。これ今までも何度も演じていたと思うのだが、今回は一番引き込まれた。ここ数年、舞台への出演も増えていることもあり、演劇の練習シーンは嬉しくなった。ワーニャ伯父さんの劇を観たくなった。(もちろん岡田くんが出ているもの)

 

最後に

3時間近い映画ではあったが、飽きずに見入っていた。ただ一つ、私の好みではないということ。この暗い雰囲気がどうしても合わないようだ。この映画はタイトルの通り、車内のシーンが多い。車の中って、何か人を話しやすくさせるのでしょうか。私は仕事で会社の人間と乗る車が大嫌いです。

youtu.be

 

感想「ワイルドスピード ジェットブレイク」

ワイルドスピード ジェットブレイク

/ Fast & Furious 9

ようやく見る事ができました。

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※ネタバレを含む事があります。

 

 

作品情報

全世界累計興収5500億円突破!超人気アクションシリーズ最新作。過去4作品でメガホンを取ったジャスティン・リン監督に復帰。ドム(ヴィン・ディーゼル)をはじめとしたお馴染みの顔ぶれが勢ぞろい。さらに、ハン(サン・カン)のカムバックをはじめ、新たなキャストとしてジョン・シナが参加、オスカー女優のヘレン・ミレンシャーリーズ・セロンも再登場し、多くのサプライズを携えて再びスクリーンを駆け抜ける。

 

あらすじ

ドミニクとレティが幼い息子とブライアンと3人で平和に暮らしていた。しかし、この平穏はずっと続かなかった。ローマンたちの訪れにより、ピンチの知らせを聞きファミリー集結。世界中のコンピュータ・システムを操る装置を見つけるが、突如襲撃者が現れ、装置を奪っていった。それはドミニクの弟ジェイコブだった。対立する兄と弟。明かされるドミニクの過去。ファミリーは…兄弟は…

wildspeed-official.jp

 

感想

まずはハンが戻ってきた話をしよう

今作を見るために前作全て一気に見たのだが、ジゼルの死からのハンの死には絶望だった。しかし、今作の出演者にハンがおる!え!?ハンおるん!ってなったのだが、ポスターにもハンおる!もうハンが復活してることは鑑賞前からバレバレだったわけだが、嬉しくてしょうがないよね。しかしあの頃の長髪ハンやないやん。。というちょっぴり残念感だが、良しとしよう。

物語の始まりは若き日のドムから

カーレースに出る父と、それを応援する息子ドミニク。そのシーンから映画は始まります。物語の途中にも度々回想シーンを含めながら、過去のドミニクの親との関係や兄弟の関係みたいなものが出てきます。いつもの"ファミリー"ではなく、本物の家族のお話が出てきます。そういえばミアとドミニク兄妹やったっていうのも思い出させられた。

結局ファミリー最強な話

結論を言っちゃうけど。兄と弟で争うわけだが、兄には心でつながった最強の仲間がいるで!っていうこと。弟も組織と組んでいるが、それは仕事上の仲間みたいなもんでいつでも裏切ってくる。そんなの本当の仲間じゃねえ。やっぱりファミリー最強だ!っていう話です。この話の流れは予想できるし、そうなるんだな〜とは分かるわけだが、ワクワクドキドキさせられちゃう。

キャタクラーポスターがかっこいい

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今回こちらのキャラクターポスターが出ているのだが、めちゃかっこよくて何度も見てる。全然車のことはわかんないんだけど、どうなんだろう?色に関してはイメージ通り過ぎて素敵。ラムジーのこの髪型がまたたまらない。大好き。

 

 

最後に

ワイルドスピードはノリノリの曲と運転によって、最強にホットな気分にさせてくれる。もう次作の上映も決まっているようで、待ち遠しくてしょうがない。何よりも、今作もずっとブライアンを話の中に入れているところ、この作品の中でずっと生き続けていると思える。スカイミッションでもうワイルドスピード終わったのではないかと思っていたがずっと続いている。ポールが生きていた頃に、10作目まで続けたいとヴィンと言っていたが、このまま走り続けていってほしい。

 

youtu.be

 

観終わって、すぐサントラYouTube検索しました。

Don Toliver, Lil Durk & Latto - Fast Lane (Official Music Video) [from F9 - The Fast Saga] - YouTube

 

感想「フリー・ガイ」

フリー・ガイ / FREE GUY

もう8月中は土日の映画館は休館決定です。仕方ないので、金曜日に見に行ってきました。

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※ネタバレ含むところがあります。

 

 

作品情報

デッドプール』で世界中を虜にしたライアン・レイノルズが、大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の監督とタッグを組み、新たな時代が求めるニュー・ヒーローに挑む。

 

あらすじ

オンライン参加型アクション・ゲーム"フリー・シティ"のモブキャラとして、平凡で退屈な毎日を繰り返す銀行窓口係の"ガイ"。毎日毎日銀行強盗に襲われる日々。そんな退屈な日常に疑問を抱き、ある日強盗へ反撃をする。奪い取ったサングラスをかけてみると、町中に今まで見えていなかったアイテムやミッションが見えることに興奮。ある女性との出会いにより、自分がゲーム内のモブキャラということに気づく。モブキャラを救うために立ち上がるガイ。このゲームを救うことはできるのか。

 

www.20thcenturystudios.jp

 

感想

モブキャラとは

映画の最後に日本語字幕が誰っていうのが出てくるけど、この作品はそれに加えて「ゲーム用語監修:ファミ通」って書いてありました。そういうところもしっかりするんだなぁと改めて思った次第でございます。で!モブキャラとは。ゲーム内でプレイヤーがプレイしていないキャラクターのこと。そこらへん歩いてる人のことですね。これに視点を当ててるのは、シュガーラッシュのようなゲーム内の悪役に視点当てるところと少し似たところを感じた。似たところでいえば、海岸のシーンはトゥルーマンショーだった。

フリーシティというゲームのこと

この映画、最初は少し理解し辛い部分があるように感じる。ガイの1日から始まるのだが、そこがゲーム内だと分かるのに少し時間がかかったこと。ゲーム内容を理解することに時間がかかる。というか未だに分かっていない。このゲームどういうゲーム?銀行強盗をミッションの一つとするようなゲームがあるの?あまり普段ゲームをしない人間としては、ゲームプレイヤー側に立って考えると、これ何のゲームなんだろうっていう疑問。圧倒的に現代についていけていなさを感じた。

ヒーローになるまで

この映画の軸としては、モブキャラでもヒーローになれるんだ!っていうこと。現実世界ではわけあってこのゲームが消される危機にあるということを知るガイ。自分だけではなく、他のモブキャラ達も消えてしまうという危機を救うために、このゲームが消されないように立ち上がるガイ。

ゲーム内と現実世界

ゲームが消されるということは、現実世界でゲームが消される何かが行われているということ。ゲームの中の世界と、現実世界はプレイヤーが繋いでいるわけで、ゲーム内での問題のようで、現実世界での問題もある。しかし、今回は現実世界はあくまで脇役で、このゲームを救うのはガイ。というようなところがとても面白かった。

これは胸キュン恋愛映画ですので

主人公になりたい!ただの人!というキャッチフレーズで、ただの人にも光は当たるんだよ!というような感動ものかな〜と思っていたが、実際に見てみると、めっちゃ恋愛映画やん。私好みの…ってなってガッツポーズしてた。大いにネタバレになりそうなので、控えておくが、是非ともラストのキュンを楽しみにして欲しい。

 

最後に

曲がノリノリで、最後まで明るく終わる映画。すっきりしたい時にみると最高。そして、デッドプールがフリーガイ予告を見る映像は最高。

youtu.be

 

 

 

シリーズ「ワイルドスピード」全9作まとめ

今週からワイルドスピードジェットブレイク(Fast&Furious9)が公開されているが、県内の映画館は今週末と来週末は休館のため、鑑賞は再来週以降になりそう。と思うので、ゆっくりと前作を振り返ってみることにする。

 

 

 

1.ワイルドスピード / The Fast and the Furious (2001)

ワイルド・スピード [DVD]

 

製作国:アメリカ  上映時間:107分

監督:ロブ・コーエン

脚本:ゲイリー・スコット・トンプソン、エリック・バーグクィスト、デヴィッド・エアー

キャスト:ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカーミシェル・ロドリゲス

興行収入:約235億(第8位/9作品中)

あらすじ:ストリート・カーレースが行われるロサンゼルス。この町で一目置かれる男がドミニク。そこに現れたブライアン。ドミニクに負けないドライビングテクニックを持つ。しかし、彼は実は潜入捜査を行う警察官だということは誰も知らず…。

 

 

2.ワイルドスピードX2 / 2Fast2Furious (2003)

 

ワイルド・スピード×2 [DVD]

製作国:アメリカ  上映時間:108分

監督:ジョン・シングルトン

脚本:マイケル・ブラント、デレク・ハース

キャスト:ポール・ウォーカー、タイリース・ギブソンコール・ハウザーエヴァ・メンデス

興行収入:約259億(第7位/9作品中)

あらすじ:逃走中となった元警官のブライアン。ドライビングの腕は認められて、アメリカ政府から麻薬密売組織の逮捕に協力することになる。1作目に引き続き、潜入捜査が始まる。

 

 

3.ワイルドスピード TOKYO DRIFT / The Fast and the Furious:Tokyo Drift (2006)

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾) [DVD]

製作国:アメリカ  上映時間:104分

監督:ジャスティン・リン

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、千葉真一

興行収入:約174億(第9位/9作品中)

あらすじ:舞台は東京。暴走行為で問題を起こし、地元に住むことができなくなり、父の住む東京へ引っ越してきた高校生ショーン。言葉や文化の違いに戸惑いを感じるが、留学生のトウィンキーに誘われ、ドリフトレースを目にすることに。そこでドリフトの練習をし、ドリフトレースに参加することに…。

 

 

4.ワイルドスピード MAX / Fast&Furious (2009)

ワイルド・スピードMAX [DVD]

製作国:アメリカ  上映時間:107分

監督:ジャスティン・リン

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカーミシェル・ロドリゲス

興行収入:約396億(第6位/9作品中)

あらすじ:南米でトラック強奪犯を繰り広げている指名手配中のドミニク。一方、FBI捜査官のブライアンは麻薬組織を追い続けていた。ドミニクはある復讐のためにLAへ戻る。そこで、二人の敵が一致する…。

 

 

5.ワイルドスピード MEGA MAX / Fast5 (2011)

ワイルド・スピード MEGA MAX[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

製作国:アメリカ  上映時間:130分

監督:ジャスティン・リン

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカージョーダナ・ブリュースター

興行収入:約688億(第5位/9作品中)

あらすじ:指名手配犯のドミニク、彼を脱獄させた元FBIのブライアン。今回は南米で大金強奪へ挑む。そんな彼らの計画にFBI捜査官ホブスが立ちはだかる…。彼らの計画は成功するのか…

 

 

6.ワイルドスピード EURO MISSION / Fast&Furious6 (2013)

ワイルド・スピード EURO MISSION [DVD]

製作国:アメリカ  上映時間:130分

監督:ジャスティン・リン

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカードウェイン・ジョンソン

興行収入:約867億(第3位/9作品中)

あらすじ:巨大犯罪組織を追うFBI特別捜査官のホブスに協力を依頼されるドミニク。なんでそんなん協力するん!ってなるが、その犯罪組織の写真の中には元恋人レティの姿が…

 

 

7.ワイルドスピード SKY MISSION / Fast&Furious7 (2015)

ワイルド・スピード SKY MISSION [DVD]

製作国:アメリカ  上映時間:138分

監督:ジェームズ・ワン

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカードウェイン・ジョンソン

興行収入:約1666億(第1位/9作品中)

あらすじ:前作でドミニクたちと熱い闘いを繰り広げたオーウェン・ショウ。今度はオーウェンの兄デッカードが弟の仇を取りに来る。ますます強い敵たちにファミリーの力で立ち向かう!

 

 

8.ワイルドスピード ICE BREAK / The Fate of the Furious Fast8  (2017)

ワイルド・スピード ICE BREAK[AmazonDVDコレクション] [DVD]

製作国:アメリカ  上映時間:136分

監督:F・ゲイリー・グレイ

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ヴィン・ディーゼルジェイソン・ステイサムドウェイン・ジョンソン

興行収入:約1359億(第2位/9作品中)

あらすじ:長い逃亡生活と、史上最悪の敵との激しい戦いを終え、ドミニク、レティ、ローマンら、固い絆で結ばれた“ファミリー”は束の間の日常を味わっていた。しかし、ドミニクの突然の裏切りにより、ホブスが投獄。ドミニクがファミリーと敵対することに。果たしてその理由は…

 

 

9.ワイルドスピード スーパーコンボ / Fast&Furious Presents:Hobbs & Shaw (2019)

ワイルド・スピード/スーパーコンボ [AmazonDVDコレクション]

製作国:アメリカ  上映時間:134分

監督:デビッド・リーチ

脚本:クリス・モーガン

キャスト:ドウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサムヴァネッサ・カービー

興行収入:約834億(第4位/9作品中)

あらすじ: シリーズの番外編!行方をくらませたMI6の女性エージェント・ハッティを保護して欲しいという政府の協力要請が入る。ホブスとショウは敵同士ではあるが、今回は仕方なく手を組む羽目になってしまう。

 

 

 

 

 

 

ネタバレのあらすじ

1作目で、ドミニクとブライアン出会う。ちょっと打ち解けてきたが、お前警官かよ!騙されたぜ!となりながらも、この2人の友情はここから始まる!2作目!ドミニク不在のため(出演を拒否したらしいが)、ブライアン主役の話!今は見れないローマンのかっこよさが見れちゃう。3作目は、時系列がとびます。東京を舞台にした話。ぶっちゃけ公開順に見ると、ちょっと分かんないってなるから、これに関してはEUROの後に見る方がいいかもしれない。ハンを知ってから見たがいいかも。4作目でこのシリーズは生まれ変わります。3作目が落ちてたからか分からないけど、冒頭のアクションシーンで満足させてくる勢いの映画になってる。びびる。原題も「Fast & Furious」になってる。え?前作無かったことにしてはじめようとしてる?ここで、「ドミニク、ブライアン、レティ、ミア」の4人が揃う。これから先のファミリーがしっかりと出てくる作品となる。5作目で、よりアクション要素が増し、よりファミリーの絆の強さを感じた。4作目でファンを捕まえ、5作目でぐっと引き寄せてきた感じ。レティ…と気になる終わり方。6作目でレティ生きてるかも説が出てきて、レティ取り戻すために必死なドミニク。取り戻したのはいいが、別の人を失ってしまってるけど〜という悲しみが出てくる。そして、噂の7作目スカイミッション。本当に役者を失うという。どう話変えるんやろどう変わったんやろ。と思ったが、ポールウォーカーの兄弟を代役に呼び、CGを使って感動のラストを迎えた!7作目の内容としては、前作の敵の兄が復讐にやってくる話。だが、やはりラストが悲しすぎて全て持ってかれてる。8作目ではブライアンの死ではなく、ミアと家族で幸せにやってますという設定で話進んでく。ドミニクvsファミリーという形の内容。ドミニクが仲間を裏切るわけはない!そんな分かりきったこと!って感じでしたので、とっとと敵をやっつけてしまえ!というような気分で見終わりすっきり。9作目ですが、スピンオフですので、カウントとしては9作目にはならない。しかし、このスーパーコンボは最高なので見てほしい。いつものファミリーメンバーと闘っていた、元FBI捜査官ホブスと元MI6エージェントのショウがタッグを組むっていう最強コンビ!面白くてかっこいい!

 

 

この作品に思うこと

車には興味ないし、アクション映画もあまり好きではないので、敬遠していた作品だった。ジェットブレイクの公開を期に一気に全作品を見てみた。なんで今までこの映画見てなかったんだろう。というほどにはならなかったのだが、今全て見ることができてよかったと心の底から思う。一つ、このシリーズどれが何作目かわからない。と思ってブツブツ言っていたのだが、他のシリーズものの映画もそういえばわかんない。見たら覚えるもんだな〜

 

ワイルドスピードシリーズの推しポイント

ファミリーという絆

ドミニクを囲むファミリーたちのお話というのが一番主になっている。毎回彼らが一丸となって、仲間のために計画を立て闘う。「俺らファミリーだぜ卍」っていう感じがベタだが格好いいし、熱くなる。きのうの敵はきょうの友って古い言葉があるけど、きのうの友はきょうの敵かも。みたいなところもあるけど、きょうの友はあしたも友達、そうさ永遠に〜🎶っていう感じで見させてもらってます。

 

ファミリーのメンバーのキャラの良さ

何がいいって、ファミリーのキャラがめっちゃいい。というか、どんどん良くなっている。作品を重ねるごとにこちらも仲良くなっている気分で、打ち解けてきたような感じがしてくる。というか、ローマンへのいじりが増えていってる。ローマンとテズはとっても良いキャラ。肌の色をミディアムだとかなんだとかの話してるの好きだったな。(多分スカイミッションかアイスブレイクあたりかな)

 

女性陣が好きでしょうがない

私が好きなTOP3はもちろんレティ、ジゼル、ミアの3人で、ダントツのレティ激推し。こんな女性になりたいと思わせるかっこよさ。しかし、ドムと一緒にいるときの可愛さはもうたまらんから。惚れてまうやろ。(古いな)というかもう惚れています。ちょっときつめの女性なのかなと思わせておいて、めちゃくちゃ優しい表情でにこってするんよ。内から優しさ滲み出てるやつ。ミアは一番ブライアンに似合う人。彼女が運転する姿のギャップがとても好き。そして、最後に登場するのはジゼル!スタイル抜群で、バイクに乗っての登場は本当にかっこ良すぎる。

 

忘れてはならないカーアクション

あまりアクションに興味がないので、登場人物や、人間関係ばかりに目がいってしまうのだが、アクションの映像もとてもかっこいい。4作目以降のお金の掛け方違うんだろうな〜っていうくらい4作目からのアクションシーンが格段に変わる。決して3作目までが嫌いではないし、むしろあの頃に戻って欲しいと思う時もあった。5作目から作品の上映時間が30分伸びる。その分、アクションシーンが増えたのだろう。最初の頃は本当に、カーレースで競い合うっていうことを主としていたのだが、車だけではなく、殴り合いや銃を使って争うシーンが増える。迫力は増すので見応えはある。

 

全作品見るべき!

1.2作目は別物だと言われているし、そう思う。3作目は番外編くらいの感じで、4作目以降から現在のワイルドスピードが始まっている。だからと言って、4作目から見れば…とも思わないし、一番ヒットしたスカイミッションから見てみようなんて考えないで欲しい。1作目からの歴史と思い出が積み重なって今があるというような映画だ。何よりもスカイミッションでの感動は全作品見ないと感じないのではないだろうか。最後にこの曲を聞きながら…

 


www.youtube.com

 

ワイルドスピードジェットブレイク待機をしておきます。

 

感想「幸せの答え合わせ」

幸せの答え合わせ(Hope Gap)

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今週末と来週末は緊急事態宣言のため、映画館が閉館なので、金曜午後ギリギリで見ることができたので見てきた。

※記事内はネタバレ含むことがあります。

 

目次

作品情報

グラディエーター』でアカデミー賞脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンが、自身の両親との実体験を元に脚本を書き上げ自ら監督も手がけた。アカデミー賞4度ノミネート、ゴールデングローブ賞6度ノミネート&2度受賞を誇る『20センチュリー・ウーマン』の大女優アネット・ベニングと、『ラブ・アクチュアリー』で英国アカデミー賞に輝いた演技派俳優ビル・ナイが、結婚29年目に突然、夫の方から別れを切り出す夫婦を演じる。彼らの一人息子役に、Netflixの大ヒットシリーズ「ザ・クラウン」でチャールズ皇太子役を演じてゴールデングローブ賞を獲得、ロエベやブルガリのアンバサダーをつとめるなど、人気急上昇中の英国若手スター、ジョシュ・オコナーが扮する。

 

あらすじ

イギリス南部の海辺の町シーフォード。この町で暮らすグレースとエドワード。二人はもうすぐ結婚29周年を迎えるところだった。仕事を引退したグレースは詩集の作成に時間を費やし、エドワードは高校で教師をしている。独立して家を出た一人息子のジェイミーに帰郷するように連絡をとるエドワード。そこでエドワードは「家を出る」と告げる。絶望と怒りに支配される母グレース、それを支えることになる息子ジェイミー。3人がこの離婚をどのように乗り越え、前へ進んでいくのか。

 

movie.kinocinema.jp

 

感想

幸せの答え合わせができたのでしょうか。

誰の味方もできない。

この作品の中の誰の感情にも共感できない。自己中な母、自分の気持ちを伝えられない父、親離れできていない息子。私は結婚もしていないし、離婚した親もいない。だからとうわけでもないと思うが、どの気持ちにも共感することができなかった。

一番苦手な女の人

はっきり言うと、映画序盤からこの女の人が苦手すぎて、映画を見ているのが辛くてしょうがないくらい。現実にこんな人がいたら私は一切関わらない方向で生きていきたいと思うだろう。相手からの愛は求める、相手にこうして欲しいと願う、自分の思いばかり伝えて、相手の気持ちを気にしたことがあるのだろうか。相手の思いに寄り添おうとしたことはあるのだろうか。気にくわないと高圧的な態度で相手を威圧する。相手が離れていきそうだと優しさを見せ、愛しているという言葉を発する。単純に見ていてDVとしか思えなかった。

夫も決してかわいそうだとは思えない

そんなすぐ口論を求めてくる妻と一緒にいる夫。何も言い返せない夫。かわいそう?同情する?私はできなかった。だって、もう好きな人がいるのだもの。出て行く時に妻を息子に任せると言って出て行くのだ。これはこれで無責任すぎる。夫婦の問題を息子になすりつけるのは大迷惑極まりない。自分が息子だったら発狂してる。

親離れのできない息子

親のことを思うことは決して優しさではないということ。このままいってしまうと共依存の関係の域に達してしまうように思えた。自分がいないと母親は生きていけなくなるのではないかという心配。しかし、与えることによってより母親が自分に依存してしまうということを忘れてはならない。父親に対しても同じだ。両親が心配なのはわかるが、どうにか二人に問題を解決させたらどうかと思うが、それも難しいんだなぁ。しかし、ちゃんと分かってくれている同僚がいてよかった。

景色がとても綺麗

ここまで文句ばかりになっているような気がするので、一つ言うと、この町の景色はめちゃくちゃいいです。こんなところで暮らしたら幸せだろうな〜と思うがこの人たちが幸せじゃないようなので、やっぱりいいかな〜みたいな変な気分にさせられる。

 

最後に

ここまで、この登場人物たちに色んな思いが出てきたのは、彼らの演技のおかげでしょう。よりリアルな夫婦と親子の関係のように見せてくれた。今回は離婚を通して、自分の気持ちに気づいたり、今まで見えていなかったものが見えるようになった。自分も結婚をして子供を育てて、時が経ったら、この映画の見方も変わるのだろう。

 

youtu.be

 

 

 

 

感想「不思議惑星 キン・ザ・ザ(デジタルリマスター版)」

不思議惑星 キン・ザ・ザ

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2016年に公開したデジタルリマスター版を近所の映画館で上映していたので、鑑賞してきた。

 

 

目次

 

作品情報

1986年、ソビエト連邦時代のジョージアグルジア)で製作されたSF映画。公開当時、映画評論家からの評価は良くなかったが、ソ連では1570万人を動員。今回鑑賞したのは16年公開のデジタルリマスター版。89年に都内の劇場で行われた「ソビエトSF映画祭」で初めて紹介され、2001年にニュープリント版の公開。21年5月にアニメ版「クー!キン・ザ・ザ」の公開。それに合わせ、実写版の本作も4度目の劇場公開となった。

 

 

あらすじ

ある日、建築技師のマシコフは、妻の頼みで街へ買い出しに出た。そこに「あそこに自分は異星人だという男がいる」と学生ゲデバンが声をかけてきた。その"異星人"は別の惑星から来た。これを押すと自分の惑星へとワープするという"空間移動装置"のボタンを持っていた。そんなこと信じられないマシコフはそのボタンを押してしまった。その瞬間、砂漠のど真ん中へ移動をしていた。そこがキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュク。果たして彼らは地球へ戻れるのだろうか…

 

www.pan-dora.co.jp

 

 

感想

何言ってるんだ?と思っても見続けること

惑星プリュクへ飛ばされた後の2人。砂漠の中、そこは地球だとまだ信じて、街へと帰ろうと歩く。そこに飛ぶ乗り物が通りかかる。助けを求める2人。中から出てきた異星人は「クー!」と言う。言葉が通じない。この辺りで私は「やばい映画を見ている…」という不安が出てくる。前もってFilmarksの評価を見ていたが、めちゃくちゃいいのだ。本当か?一部のコアな映画ファンが好きな映画ではないのだろうか?と言う不安はずっと続いていた。ツボの浅い私は「クー」の登場だけでめちゃ笑ってしまったが、これは万人受けするタイプではないのではないだろう。しかし、いつの間にか「クー」「カツェ」「エツィロップ」の言葉が自然と頭に入ってくるのだ。キン・ザ・ザを受け入れていた。そして、この意味のわからない話にのめり込んでいた。2時間以上の作品だったが、もう終わってしまうの?まだ見ていたい。と思わせる作品。

え!そういう終わり方?

個人的にはラストが予想外だった。なんだか胸がクッとなる。これは見てから感じて欲しいのだが、この終わり方が嬉しすぎて、見終わった後に人と話したくなった。たまに映画であるやつなんだけど、この意味のわからないクーの最後がこれっていうところがなんともたまらなかった。めっちゃ綺麗な物語にしてくる。

あなたもクーをしたくなる

クー!とにかくクー!私はこの映画を見終わって、急いで家へ帰宅し、一人で「クー」やってしまった!誰かと見ていたら確実にやっているし、人に出会った時クーをしたいし、黄のステココ見たら二回クーしたい。クー!!!!!クー!!というこんな異常な衝動に駆られるので、気をつけて鑑賞するように!クー!

 

 

最後に

見てよかった。見た後にとんでもなく嬉しい気持ちになる映画だった。今までに見たことのないSF映画を見た。技術が発展した最近のSF映画はいかに迫力のある映像を作り出すかのようなそんなところがあるような気がするのだが、こんなSFがあったとはという気分です。あまり普段SFを見ないが、とても興味が湧いてきた。映画は無限にある。これだから映画を見ることはやめられない。

 

youtu.be

 

追記:映画を思い返して、数日後。終わり方の時の気持ち、考えてたら、猿の惑星見た時の気持ちと同じだと気付いた。